美容師の一日の流れやスケジュールは?仕事内容ややりがいを調査
「美容師さんの一日の流れを知りたい!」
「実際のお仕事内容ややりがいについて知りたい!」
とお考えの方へ。
美容師さんのお仕事といえば華やかなイメージがありますが、その一方でサロン内のお掃除や練習、集客活動など、外から見えないお仕事もたくさんあります。
この記事では現役美容師さん7人に聞いた、一日の流れや具体的な業務、さらにやりがいや魅力についてのアンケート結果をご紹介します。
美容師というお仕事に興味を持っている方は、ぜひ最後までお読みください。
今回のアンケートでは、以下の美容師の方々にご回答いただきました。
・経営者・オーナー(60代・美容師歴40年)
・経営者・オーナー(50代・美容師歴35年)
・経営者・オーナー(40代・美容師歴25年)
・店長(30代・美容師歴15年)
・スタイリスト(30代・美容師歴15年)
・アシスタント(20代・美容師歴5年)
・アシスタント(20代・美容師歴2年)
2025年7月:関西エリア美容室にアンケートを実施
美容師さんの一日の大まかな流れ

美容師さんの一日の流れの一例について、開店前、営業時間中、閉店後の3つの段階に分けてご紹介します。
開店前の流れ
- 9:00出勤→自身のヘアセット→9:30~朝礼→9:35~掃除
- 店内掃除
- 店外清掃
- 朝礼(予約確認、お客様情報の共有)
- カルテチェック
- 予約メニューに応じた技術の確認
- お客様への提案を考える(技術/店販)
- 予約客のスタイルをイメージしておく
- アシスタントへの情報共有(自分の指名客に対するポイント、注意点)
開店前の流れでは、どのヘアサロンでもかならず清掃・朝礼・カルテチェックの3つが入っていました。
多くのヘアサロンで使われているカルテには、過去の施術内容やアンケート結果、過去の会話内容などひとりひとりのお客様の情報がまとめてあります。
お客様のヘアスタイルの好みや髪質など重要な情報も多く、来店当日にスタッフ全員が目を通しているケースが一般的です。
お客様を気持ちよくお迎えするためにも、やはり清掃はかかせません。
中にはエントランス、セット面、シャンプーブース、お手洗い、バックヤードと場所別に清掃マニュアルを用意しているお店もあり、おもてなしを大事にする気持ちが読み取れます。
営業時間中
<アシスタント/スタイリストの場合>
- 受付業務
- 電話対応
- ひたすらシャンプー
- 技術全般
- マッサージ
<経営者の場合>
- スタッフの行動観察とサポート
- 状況次第で、その場でレッスン
- 店内清掃
- 午前中の振り返り(技術、提案内容等)
- ポップ制作やDM制作(集客の為)
- ディーラーやメーカーへの対応
営業時間中の流れについては、アシスタントやスタイリストと経営者で大きく変わります。
まずアシスタントやスタイリストは、お客様の施術に加えて受付や電話対応といった仕事がメインです。
最近ではデザインカラー(ハイライト、インナーカラー、マニキュア等)の需要や高度なパーマ技術(ツイスト、ツイストスパイラル、デジタルパーマ等)の需要が高まっており、一人当たりの施術にかける時間も長くなっています。
複数の作業を同時に進めることも多く、他の業務に手をつける余裕はないでしょう。
一方でオーナーや経営者といった責任の大きな立場の方は、自分のことだけでなく周りを観察します。
適宜スタッフの休憩をコントロールしたり手の空いているアシスタントのレッスン指導をしたり、さらには集客活動をしたりと、お店を統括する動きがメインです。
閉店後
- 後輩のレッスン
- 終礼(共有事項の確認、一日の反省)
- カルテチェック
- POSデータの確認
- レジ精算、売上チェック
- 午後の振り返り(技術、提案内容)
- スタッフとお茶を飲みながら緩くミーティング
- 施術内容と会話内容の記入(最も時間がかかる)
閉店後も開店前と同様に清掃が欠かせません。
また閉店後にはPOSデータ(来店客の年齢性別メニュー単価などのあらゆる情報)のチェックやレジ精算など、一日を振り返るための業務が多く上げられました。
閉店後に時間があれば、カットやパーマなどのレッスンをするお店も多いようです。
ただオーナーや経営者は働き方改革や労働基準法を順守する必要があるので、忙しい時期を避けたり残業が少ない時期に行ったりなど工夫しています。
美容師という仕事のやりがいや魅力とは

美容師さんというお仕事は、どのようなやりがい・魅力があるのでしょうか。
現役美容師さんにアンケートを取ったところ、以下の2つに大別されました。
- お客様から感謝される
- 年齢に関係なく続けられる
それぞれについて、順番にご紹介します。
お客様から感謝される
年齢に関係なく続けられる
ありがとうと感謝の言葉をかけてもらうことにやりがいを感じている美容師さんが、圧倒的に多かったです。
これは美容師に限らず言えることですが、どんな仕事でも感謝を伝えられて嫌な気分になる人はいませんし、心理学的にも幸福度が上がることが証明されています。
そして美容師さんの最大の特徴とも言えるのが、「何歳になっても働ける」ということです。
中には60代や70代の美容師さんもたくさん活躍されており、自分の体が動く以上、お客様が来て下さる以上はいつまででも続けたいとおっしゃる方がほとんどです。
一般的な企業と違い、定年が無いというのは美容師さんの一番の特徴でありメリットでしょう。
美容師のキャリアアップに必要なこととは

ライバルが多い美容師というお仕事では、キャリアアップのために以下のことが必要です。
- 集客
- 日々の勉強
- 異業種を含めた、情報取集
- 一番は技術力
- 常に謙虚な姿勢
- 常に現状に納得せず、まだまだ足りない、という意識をする
- SNS発信に力を入れる
美容師さんという仕事は、自分の技術や努力次第でキャリアを高めることができます。
他のスタイリストの技術はすべて自分のものにするといった気概も必要です。
お客様の要望に応えるためにはさまざまな技術と情報が必要ですし、業界のトレンドにも敏感になっておく必要があります。
技術・経験・知識を積み重ねてお客様の要望に応え続けることができれば、トップスタイリストも夢ではありません。
美容師というお仕事で大変だと感じることとは?

華やかなお仕事の裏ではさまざまな努力が必要な美容師さんというお仕事。
現役美容師の方に、大変だと感じることをお聞きしました。
肉体的にハードである
精神力も必要である
美容師さんのお仕事は華やかな印象が強い一方で、上記の様に肉体的にも精神的にもタフでなければなりません。
ただ昨今では働き方改革によって長時間労働が見直されています。
アンケートでも「当店は完全週休2日制を導入しています」という回答もあり、生産性アップや時短営業に取り組むサロンが増えています。
また手荒れ対策としてグローブを使う美容師さんもいますし、予定通り休憩時間を確保できるよう努力している店舗もあります。
下積み期間は「長くて大変」というイメージを抱きがちですが、最近では1年でスタイリストになることもあり、可能性のあるお仕事です。
サロンワークでお店を効率よく回すポイント

サロンワークで忙しい時間を乗り切るポイントについて、現役美容師の方に聞いてみました。
結果は以下の通りです。
美容室として一定の品質を保つために、そして効率よく生産性を高めるために、オーナーや経営者はスタッフによって技術差が生まれないように気を付けているようです。
ヘアサロンが閑散期に行っている取り組み

ヘアサロンには繁忙期があれば閑散期もあります。
最後に、ヘアサロンの閑散期に行っている取り組みについて現役美容師さんに聞いてみました。
- 店販強化
- キャンペーン、割引
- 新商品導入、店内コンテスト(スタッフのモチベアップ、提案も頑張れる)
- SNS更新
- バックヤードの整理整頓
- 集客
- なるべく閑散期にならないよう年間計画を立てる
- スキルアップ期間にする
- 美術鑑賞や音楽鑑賞、映画鑑賞などにスタッフを誘って感性を磨く
閑散期には店販強化やキャンペーンの導入などで売上を保つための取り組みや、スキルアップや店内コンテストなどに時間を使うという回答がありました。
また新商品の導入などある程度時間が必要な取り組みも、閑散期に行うのがベストでしょう。
まとめ
美容師さんの一日の流れややりがい、キャリアアップのために必要なことなどをご紹介しました。
- 美容師さんは開店前、営業中、閉店後で様々な業務を行っている
- お客様からの感謝は何歳になっても続けられることが美容師さんの魅力である
- 美容師さんのキャリアアップには、知識や技術など多方面での努力が必要
多くの人をきれいにしたり笑顔にしたりできる美容師というお仕事は、いつの時代も憧れの職業の1つです。
また肉体的・精神的にハードな面もあり、努力し続ける姿勢やモチベーションが必要となります。
しかし、ご紹介したように1年程度でスタイリストに昇格したり手荒れ対策としてグローブの着用を認めたりと、働きやすい環境が実現し始めています。
働き方改革に取り組む美容室が増えており、今後もさらなる改革が期待できるでしょう。

プレゼントキャンペーン
「ありがとう」と感謝の言葉をかけてもらえること。全ての努力が報われ、明日への活力になります。