【占い好き必見】神社の占いで運勢アップ？占いが有名な神社3選とその特徴

「最近なにかモヤモヤする」「新しいスタートを切りたい」・・・そんなとき、多くの人が神社へ足を運びます。

神聖な空間で手を合わせ、背筋を伸ばしてみるだけでも、心が透き通るような感覚に包まれるものです。

さらに近年は、おみくじや神職のアドバイスといった“占い”に力を入れている神社が注目を集めています。

今回は、神社が行っている独自の占い方法や神秘的なおみくじが評判の3つの神社に焦点を当て、紹介していきます。

貴船神社（京都府）

最初に訪れたいのは、京都市左京区にある貴船神社です。市街地から離れた山あいにひっそりと佇む姿が印象的で、境内の入口から続く石段は季節ごとに全く違う表情を見せます。特に雪化粧や紅葉の季節には、まるで別世界へ誘われたかのような没入感を味わえるでしょう。

そんな幻想的な空気をより一層盛り上げてくれるのが、同神社ならではの「水占みくじ(みずうらみくじ)」です。

水の神と縁結びの神

主祭神である高龗神（たかおかみのかみ）は、水の供給を司る神として知られ、農業や漁業、醸造業者からの信仰が厚いです。また、和泉式部が夫との復縁を祈願し、成就した逸話から、縁結びの神としても名高く、恋愛成就を願う多くの参拝者が訪れます。

本宮の本殿前の石垣から湧き出る御神水は、弱アルカリ性でミネラルやカルシウム分が豊富です。

水占みおみくじの特徴

授与所で受け取るおみくじを開いてみると、最初は真っ白な紙だけ。しかし、社殿近くの水盤にゆっくり浸してみると、不思議なことに文字が少しずつ浮かび上がります。この神秘的な演出は、自分がまだ気づけていない運命を“水の力”によって可視化してくれるかのような感覚をもたらします。

文字を読み取ったあとは、丁寧に拭いておみくじを結び所へ。見る間に現れては消えていく文字と向き合う時間が、日常の悩みや迷いを浄化してくれるように感じられます。

また、貴船神社は恋愛成就や縁結びの神様としても名高く、平安時代の女流歌人・和泉式部が、夫との復縁を祈って訪れた伝説があまりにも有名。周囲を流れる貴船川のせせらぎや豊かな緑が、恋の悩みを洗い流し、新たな良縁を運んできてくれるかもしれません。夏には川床で涼をとりながら、深い森のパワーを感じてみるのもおすすめです。

名称	貴船神社
所在地	京都府京都市左京区鞍馬貴船町180
料金	参拝料：無料 （おみくじ100円/水占みくじ200円）
電話番号	075-741-2016

阿蘇神社（熊本県）

次に紹介するのは、熊本県阿蘇市の中心地に鎮座する阿蘇神社。まず目に飛び込んでくるのは、日本三大楼門のひとつに数えられる壮麗な楼門です。

その横参道という独特の配置は、一般的な神社のイメージを覆すほど斬新で、参拝客の心をぐっと引き寄せます。周囲に広がるのは阿蘇山の雄大な自然。火山活動がもたらすエネルギーが境内全体に満ちており、息を吸い込むたびに大地からパワーを受け取れるような気がしてきます。

「高砂の松」で体験できる縁結び

阿蘇神社で特に人気を集めているのが、境内にある「高砂の松(別名：縁結びの松)」。その深い緑の枝葉は、訪れる者に静かな安らぎと神秘的な雰囲気を醸し出しています。この松は、縁結びの象徴として多くの人々に親しまれています。

伝説によれば、阿蘇家20代目の当主である阿蘇友成が、播磨国（現在の兵庫県）高砂の地から松の実を持ち帰り、ここ阿蘇神社に植えたとされています。その際、友成は高砂の浦で老夫婦に出会い、彼らが「相生の松」の精霊であることを知りました。離れていても心を通わせる夫婦の姿に感銘を受けた友成は、その松の実を持ち帰り、阿蘇の地に植えたのです。

この「高砂の松」の周囲には、特別な風習があります。女性は右回りに2回、男性は左回りに2回、この松の周りを回ると良縁に恵まれると伝えられています。そのため、多くの参拝者がこの松を訪れ、未来の縁を願って静かに歩みを進めています。

せっかく阿蘇まで足を延ばすなら、火口付近までアクセスできるロープウェイや、大観峰などの絶景スポットにもぜひ足を運んでみてください。ダイナミックな噴煙と広大な草原が織りなす景色は、まるで自分の内面をも解放してくれるかのよう。大自然の鼓動を感じながら、恋の宮でいただいたメッセージをゆっくりと心に落とし込む――そんな特別な旅になることでしょう。

名称	阿蘇神社
所在地	熊本県阿蘇市一の宮町宮地3083-1
料金	参拝料：無料
電話番号	0967-22-0064

氣多大社（石川県）

最後にご紹介するのが、石川県羽咋市にある氣多大社です。その名前が示すとおり、“気”を多く取り込む場所として古来より崇敬されてきました。境内に足を踏み入れた瞬間、肌に感じる空気の透明度が高く、思わず深呼吸したくなるような清々しさに包まれます。慌ただしい日常を離れ、“本来の自分”に立ち返る時間を過ごすにはうってつけの環境と言えるでしょう。

大国主命と縁結びのご利益

気多大社が特に注目を集める理由の一つが、大国主命（おおくにぬしのみこと）をお祀りしている点。縁結びの神として広く信仰されている大国主命のご神徳を求め、日々多くの参拝者が訪れます。また、ここではおみくじの結果が比較的ポジティブで「今は準備のとき」「これから運が開けていく」というような前向きなメッセージが多いのも特徴。さらに、神職の方に直接相談すれば、具体的なアドバイスやお祈りをしてもらうことも可能です。

気多大社に来ると、自分の抱える迷いや不安が和らぎ、“気”を取り込むという感覚が実感できるようになる、そんな体験談が後を絶ちません。特に「縁結び祈願祭」に参加すると、より一層その効果を感じられるはず。大切な人と二人で参拝すれば、揺るぎない絆が生まれるかもしれませんし、新しい出会いを求めて一人で訪れるのももちろん大歓迎。ここで得た“気”が、あなたの人生を鮮やかに彩ってくれるでしょう。

名称	氣多大社
所在地	石川県羽咋市寺家町ク1-1
料金	参拝料：無料
電話番号	0767-22-0602

まとめ

今回ご紹介した3つの神社には、それぞれ独自の占いスタイルやおみくじの魅力があり、心身ともにリフレッシュできるパワーに満ちています。日常の忙しさを忘れ、神秘的な雰囲気の中で深呼吸してみると、いつの間にか自分の気持ちに素直になれるものです。

恋愛成就や運気アップはもちろん、神社という特別な空間がもたらす没入感そのものが、あなたに新たな可能性や気づきを運んできてくれるでしょう。

次のお休みは、これらの神社をめぐる旅に出かけてみませんか？たとえおみくじの結果が思うようなものでなかったとしても、“見えない導き”や“自分を奮い立たせる力”に出会えるはず。あなたの願いと祈りが神様へ届き、素敵なご縁や新しい一歩につながりますように。