人間にはA型・B型・O型・AB型の4種類の血液型があり、運勢や性格が分かり日本人には最もポピュラーでお手軽な占い手法です。
血液型占いはポピュラーに日本に浸透していますが海外ではほとんど見かけることはありません。
A型は真面目、B型は自己中、O型はおおらか、AB型は変人といった偏見の意味も込められた大雑把な分類法でなぜ日本に浸透したのか?
血液型で性格や相性を判断できる理由や信憑性について知っているだけで日々の生活に有利に働きます。
しかし、血液型占いで示される内容は心理学でいうバーナム効果、確証バイアスが脳に働きかけることで偏見や錯覚を起こしている?
今回の記事は血液型占いで示される性格や特徴はもちろん、心理学で解明さらた内容まで幅広く解説していきます。
血液型占いとは?
血液型占いで最初に覚えておくことは『診断結果に科学的な根拠は一切無し』ということです。
しかしテレビやメディアで毎日のちょっとした運勢を血液型占いを用いて発表する内容や行動パターンに大いに的中することから人気を集めています。
血液型占いはA型・B型・O型・AB型の4種類しかないので覚えやすく、分かりやすいのが人気の秘密です。
飲み会で自分の血液型を発表すると『うけたり』『驚かれたり』など仲間がリアクションを起こします。
特徴 | |
A型男性 | 几帳面でプライドが高く責任感が強い |
A型女性 | 真面目でしっかり物だが繊細で八方美人 |
B型男性 | 性格に表裏がなく拘りが強く自由 |
B型女性 | 好き嫌いは激しいがポジティブ思考 |
O型男性 | おおらかで行動力はあるが抜けている |
O型女性 | 大雑把で包容力ある姉御肌 |
AB型男性 | 知的でオシャレだが人付き合いは苦手 |
AB型女性 | プライドが高く自己表現が下手くそ |
A型と相性の良い血液型は?
『几帳面で責任感が強い』『真面目で協調性がある』といったイメージをもつA型です。
そんなA型と仲良くなれる相性が良い血液型をランキング形式で発表します。
血液型の相性をしっているだけで相思相愛になれるチャンスがあります。
【1位】O型
真面目に考え過ぎる傾向があるA型にはおおらかで社交性があるO型がバランスをとれ最高の相性です。
O型はロマンティックなアイデアを考えたり、忙しいA型のサポートしつつお互いを高める新鮮な行動で心地よく過ごせます。
正義感が強いA型が信頼を裏切られ落ち込んでいるときは深読みしすぎずそのまま受け止めてください。
【2位】AB型
A型は遠慮がちな傾向から自分からは相手に好意を積極的に示さないぶん、AB型は気配り上手でストレートに好意を発信してくれます。
まじめなA型の意見にも耳を傾け、合理的に落ち着いた付き合いができるAB型です。
AB型は束縛されるのが嫌いなので、A型はほどよい距離感で依存しすぎないことに注意してください。
【3位】A型
真面目なA型同士は落ち着いた付き合いができ、共通の行動パターンや考え方があるので理解しやすく助け合いができます。
A型は奥手で受け身になりやすいので関係が発展しないこともあるので、新しい挑戦には大胆な行動も必要です。
思いやりがあるので相手を傷つけることはありませんが、遠慮しすぎるので図々しい発言もたまにはスパイスになります。
B型と相性が良い血液型は?
B型はチャレンジ精神が高く自由に向かって行動する特徴があるので、背中をそっと押して応援してくれる方と絆が深まります。
そんなB型を応援できる相性がよい血液型をランキング形式で発表します。
【1位】AB型
B型は自由を求めるので、必要以上に干渉しないAB型は互いの距離感が心地よく相性が抜群に良いです。
ミステリアスで何を考えてるか分からないAB型は、B型にとって好奇心が大きく働きます。
しかし愛情表現が少ないAB型に不満を感じることもあるので、素直なストレートの言葉で使えることも大切です。
2位はB型
自分のペースでマイペースに夢を追いかけるB型同士はストレスフリーでお互いのペースを尊重できます。
波長や生活リズムが合うので連絡がなくてもお互いの行動が想像でき関係はスムーズです。
ケンカすると互いに一歩を引けず、意地の張り合いで長引く可能性もあるので素直に耳を傾けてください。
【3位】O型
おおらかで情熱的なエネルギッシュなO型には制約されること好まないB型には相性が合います。
B型のわがままに見えるこだわりも、O型には個性的な魅力として受け止めることができる良き理解者です。
大切な話はB型が集中できる落ち着いた場所選びも大切です。
O型と相性が良い血液型は?
『おおらかで社交的に明るい』『細かいことは気にしない』といったイメージをもつO型です。
周囲の意見に流されやすいといった八方美人の傾向があるO型と相性がよい血液型をランキング形式で発表します。
【1位】A型
リーダーシップがあり支えることが好きなO型は真面目で相手を引き立てるA型との相性は自然に繋がります。
お互いが受け入れられる性格でO型がリードしてA型が支えて気持ちを盛り上げます。
O型はおおらかな性格で周囲を明るく照らす一方で、考え決断することや複雑な物事が苦手意識がありますが
頭の回転が早く計画性があるA型が整理してお互いの強みを引き出しあいながら、前向きな未来を築けます。
【2位】O型
O型同士は明るく活動的な性格で、やってみたいことはお互いにノリがよく行動でき楽しい存在です。
お互いを尊重でき自然体で尽くし合うことができ、趣味や仕事を楽しみながら生活できます。
感情的な想いがお互いに強まると幸福感がさらに増します。
【3位】AB型
O型が得意とする気配りと、リーダーシップを持って冷静な判断ができるAB型は互いに認め合うことができたら最強の相性です。
O型もAB型も相手の考えを想像しても的外れてこともしばしばあるので、お互いの感性を楽しむ心意気が大切です。
2面性があるAB型は自分を知ってもらうチャンスを作れば、O型はさらなる発見から視野が広がります。
AB型と相性が良い血液型は?
AB型は知的で器用な天才肌が多く、ちょっとした柔軟性や協調性を使いながら社交的に立ち回りできますが、
本心は人と群れるたくなく、内心はけして見せないミステリアスな顔も持つ二面性が特徴です。
そんな二面性を持ったAB型と相性が良い血液型をランキング形式で発表します。
【1位】A型
スマートに物事をこなせるAB型と気配り上手なA型はお互いに真面目で合理的な性格を持ち合わせています。
お互いの事を絶妙な距離で分かりあえ、安心して付き合える最高のパートナーです。
AB型は束縛や依存がされることが嫌いだが、思いやりがあり細かなことに気づけるA型とは長続きができます。
【2位】AB型
本心を打ち明けることが苦手、内心を見せることが嫌いですが、AB型同士なら互いの気持ちを察して理解し合えます。
広く浅い付き合い多く深い話や干渉はしないので、愛情を深めるには時間が必要になります。
お互いに深く踏み込まない気質なので相手のことを知らず、口論になると知的な性格から平行線が続きそうです。
【3位】B型
開放的で自由を求めるB型とミステリアスな二面性をもったAB型はすぐに意気投合はできないが新しい自分を発掘できます。
AB型のミステリアスな部分をB型が新しい発掘してどんどん魅力に惹かれていきます。
一方でB型のマイペースな性格は知的なAB型にとって戸惑を感じたり、本音を言わないAB型にイライラするB型も見られます。
血液型占いは思い込み?
血液型占いはテレビやメディアで取り上げられると【自分はA型だから几帳面】【AB型だから変人】と性格を比べられたものです。
昨今はコンプライアンスが厳しくなりネガティブな表現は使われなくなり、
ネガティブな要因で比較されるクイズ番組も見なくなり血液型占いも変化をたどっています。
ネガティブな要因を除いても血液型を利用した占いは【自分にも当てはまるところがある!】と思うことはよくあります。
実は『自分にも当てはまることを探そう!』と都合よく解釈するよう脳が働きかけています。
占い結果を信じてしまうのはバーナム効果・プラシーボ効果・確証バイアスといった心理学も影響しています。
実はバーナム効果?
血液型占いは【的中すること・はずれること・まあまあ当たっている】の3つに分類できます。
A型 | 真面目で責任感がある |
B型 | ポジティブで個性的 |
O型 | 器が大きくおおらか |
AB型 | 二面性があり感性が豊か |
【的中する】には【まあまあ当たっている】を含めてしまい都合よく血液型占いは的中しているから信頼します。
誰にでも当てはまってる一般的な性質を『自分だけが当てはまっている』と勘違いすることをパーナム効果と言います。
血液型占いのように都合のよいポイントだけ信じることを確証バイアスの働きと心理学では説明できます。
心理学の現象で自分には的中する血液型占いは信用できると脳は錯覚に陥ってしまいます。
バーナム効果=誰にでも当てはまる現象
血液型占いは科学的に考えられる根拠はありませんが、バーナム効果の影響で多くの人が【的中する・当てはまる】と捉える理由になります。
実際には誰にでも当てはまる内容だけど、自分だけが特性に当てはまっていると思い込んでいます。
占いの診断結果で『他の人にも当てはまっているから信用しない!』と考えてしまうと
占いそのものが面白くなくなるので深く考えすぎには注意です。
プラシーボ効果も付随?
プラシーボ効果とは医療面で使われる心理現象で、薬に有効成分が入っていなくても成分入りの薬と説明して飲み続けることで
一部の人には有効成分が入っていない薬でも効果を実感する、効果を得られることをさします。
『薬なので効果かある』と信じることにより効果を得られる心理現象です。
プラシーボ効果=作用がなくても期待値で起こる現象
プラシーボ効果が働くと『いつも血液型占いは的中する』と思いこむことで診断通りの結果を得らます。
バーナム効果で自分だけに当てはまっていると思い込みが加速して占いの信用度はさらに高まります。
無意識で確証バイアスが働く
確証バイアスとは考え方や捉え方が影響力のある情報により自分に都合よく偏って捉えてしまうことです。
バイアス(bias)は偏りを起こす原因で先入観や偏見を意味します。
一方で自分に都合が悪い情報や不都合な事実は無視しようとしてしまう心理現象なので占い師が悪用することもあります。
確証バイアス=信じる情報を都合よく理解する
例えば、血液型占いを内容でA型の佐藤さんとB型の田中さんが掃除する仕事を考えてみます。
A型
佐藤さんは見えるとこだけ時間内に掃除する
B型
田中さんは見るとこ、見えないとこ時間を少しオーバーして掃除する
時間無いに掃除を終えた佐藤さんは『A型だから真面目である』と決めつけてしまい、
A型の佐藤さんが掃除すると軽くチェックするだけで『綺麗に片付いている』と判断します。
B型の田中さんは『個性的なタイプ』とイメージしてしまい、時間オーバーしたことをサボっていたのでは?と疑ってしまいます。
B型の田中さんは見えるとこ、見えないとこをしっかり掃除していたのですが時間オーバーを理由に疑われます。
実はA型の佐藤さんは見えるとこだけしか掃除していなくても、A型の佐藤さんが優秀と捉えられます。
これが血液型占いを確証バイアスと捉えて、都合の良い【真面目なA型】だけを無意識に取り出し判断しています。
まとめ
血液型占いの性格や相性については知らない間に会話に取り入れて相手の判断基準しています。
血液型あるあるはお互いのコミュニケーションの中で盛り人間関係を良好に進めるために役立ちます。
占いは普通に面白く納得でき、魅了される点がいくつも存在しますが、
一方で科学的な根拠がない血液型占いはバーナム効果で誰にでも当てはまる内容の診断結果を示され、
確証バイアスで都合よく理解するといった心理学的な要因が働きながらも診断結果を『的中する』と思い込みから信頼しています。
血液型占いもまさに同じく、心理学的な要素が働いて脳が勝手に判断しても、
占いを使って人生が少しでも楽しくなったり、助けられたりするだけで十分です。
血液型占いは診断結果の良い面だけ信じて共有したり利用するのがベストかと思います。