干支占いは古くから日本で利用されていた十二支の動物別に性格や相性、性質を示したものです。
自分の性格や相手の気持ち、対人関係が気になったときに気軽に利用できるので最大のメリットです。
テレビやネットで誕生日月の干支を使って毎日、占いを公開しているメディアが多いので影で密かに支えてる占いといっても過言ではありません。
干支占いについて少しだけ知っているだけで幸せになラッキーな日を過ごせいるきっかけになります。
同じ誕生日月の方もみているので『占いあるある』はもちろん、良いことはだけ知っておけば嬉しくなります。
今回の記事では干支の意味や十二支の動物の特性について詳しく解説します。
干支と十二支の違い
干支は十二支(じゅうにし)と十干(じっかん)を組み合わせたもので、干支とは60種類におなります。
干支は十干十二支を省略した言葉になりますが普段使われることはありません。
十干(じっかん)
十干は古代中国で生まれ日付を10日間のまとまりで表したものです。
甲(きのえ)・乙(きのと)・丙(ひのえ)・戊(つちのえ)・丁(ひのと)・己(つちのと)・庚(かのえ)・辛(かのと)・壬(みずのえ)・癸(みずのと)
甲や乙は契約書や覚書で目にしたことはあるかと思います。
十二支(じゅうにし)
十二支も古代中国から伝わった時間を表す思想です。
分かりやすく動物を用いて年や時間、日付、方位を表すために使われていました。
子(ね)・丑(うし)・寅(とら)・卯(う)・辰(たつ)・巳(み)・午(うま)・未(ひつじ)・申(さる)・酉(とり)・戌(いぬ)・亥(い)
十二支に選ばれた動物には意味が込められています。
十二支の動物とは?
干支占いは十二支の動物を使った占いで十二支占いとも言われるくらい、十二支は特徴や性質が重要です。
十二支【子(ね)・丑(うし)・寅(とら)・卯(う)・辰(たつ)・巳(み)・午(うま)・未(ひつじ)・申(さる)・酉(とり)・戌(いぬ)・亥(い)】はそれぞれに異なる特性や意味を持っているので生まれ年へ影響します。
十二支の動物は年賀状で描写するように新しい年に対しての吉兆や意味がこめられています。
それでは干支である十二支の動物に込められた意味について解説します。
十二支 | 動物 | キーワード |
子(ね) | ネズミ | 子宝・財力・行動力 |
丑(うし) | 牛 | 力強さ・堅実・結ぶ |
寅(とら) | トラ | 決断力・才能 |
卯(う) | うさぎ | 安全・飛躍 |
辰(たつ) | ドラゴン | 権力・生命・正義 |
巳(み) | ヘビ | 再生・永遠・情熱 |
午(うま) | 馬 | 健康・豊作 |
未(ひつじ) | ヒツジ | 平和・家族 |
申(さる) | サル | 器用・臨機応変 |
酉(とり) | ニワトリ | 商才・親切・金運 |
戌(いぬ) | 犬 | 勤勉・正義感・忠義 |
亥(い) | イノシシ | 情熱・無病息災 |
十二支には特徴がありその干支に生まれた人の性質に大きく影響するので是非、活用してください。
子(ね)
【動物】ネズミ
【相性が良い】トラ
【相性が悪い】馬
【生まれ年】2020年・2008年・1996年・1984年・1972年・1960年
【特徴】臨機応変になんでも行動できる
ネズミは繁殖力が高いために【子孫繁栄】や【子宝】の象徴です。
空気が読めるので明るくどこにでも馴染め社交的で、几帳面な性格からコツコツと目標に向かって努力できます。
一方でネズミ年の人は用心深く慎重になりすぎる傾向があるので、即決力が求められるリーダータイプには不向きです。
丑(うし)
【動物】牛
【相性が良い】ネズミ
【相性が悪い】ヒツジ
【生まれ年】2021年・2009年・1997年・1985年・1973年・1961年
【特徴】一度決めたら最後まで
牛は生活の中で農耕や運搬にて活躍するので【力強さ】や【誠実】の象徴です。
牛はのんびりしているイメージがありますがよく考え思慮深っく、マイペースに目標に向かって成し遂げる性格です。
一方で人付き合いが苦手で、相手の裏の顔まで考えるので信用するには少し時間がかかる性質です。
寅(とら)
【動物】トラ
【相性が良い】馬
【相性が悪い】ヘビ
【生まれ年】2022年・2010年・1998年・1986年・1974年・1962年・1950年
【特徴】勢いで何でもできる
恐れず思いっきり行動できるトラは【決断力】や【勇気】の象徴です。
新しいことには積極的に挑戦し、集中力や判断力も早く大きな壁が現れても乗り越えられるパワーがある性格です。
一方で意思が強すぎるので協調性に欠け、負けず嫌いから相手にきつい言葉を発しる傾向もあります。
卯(う)
【動物】うさぎ
【相性が良い】ヒツジ
【相性が悪い】ネズミ
【生まれ年】2023年・2011年・1999年・1987年・1975年・1963年・1951年
【特徴】自分の幸せを一番に考える
うさぎは穏やかで周りの状況や変化をよく見ているので【安全】の象徴です。
自分が我慢することで周りの争いが治まれば良いと考える優しい性格の持ち主です。
人の意見はよく耳を傾け上手く立ち回りができ世渡り上手な性質です。
一方で気分が飽きっぽく根気が続かないので途中で投げ出す傾向もあります。
辰(たつ)
【動物】ドラゴン
【相性が良い】ネズミ
【相性が悪い】ウサギ
【生まれ年】2024年・2012年・2010年・1988年・1976年・1964年・1952年
【特徴】嫌いでもこなせるセンスあり
空想上の動物であるドラゴンは神話では天候も左右する強大な力【権力】の象徴です。
感情は表に出さす、内面で大きな理想や夢を追いかけ続ける強靭な生命力を使える活発な性質です。
一方で理想に重き置く性質は周囲の方を無意識に振りまわし、わがままな性格に映ることもあります。
巳(み)
【動物】へび
【相性が良い】牛
【相性が悪い】トラ
【生まれ年】2013年・2001年・1989年・1977年・1965年・1953年
【特徴】クールなこだわり屋さん
巳(み)はヘビで脱皮して成長していくことから【再生】や【永遠】の象徴になります。
頭の回転が早く知的だが本音をなかなか伝えない秘密主義、表現やユーモアにはセンスが光る性質です。
好奇心も旺盛で新しい知識を溜め込み、トラブルも焦らず冷静沈着に解決できる能力が高いです。
一方で自分の誇りを大切にするのでプライドが高く、付き合いの浅い人には冷たくあしらう傾向があります。
午(うま)
【動物】馬
【相性が良い】トラ
【相性が悪い】ネズミ
【生まれ年】2014年・2002年・1990年・1978年・1966年・1954年
【特徴】友達作りの経験値が高い
午(うま)は古くから運搬や農耕で人間の生活を支えてきたので【豊作】や【健全】の象徴です。
自ら活発に行動するのでフレンドリーで誰でも仲良くなれ人脈が豊富、どんどんチャレンジできる積極的な性質です。
瞬発力は高いがコツコツ系の継続力が弱いく、お人好しで騙されやすい傾向があります。
未(ひつじ)
【動物】ひつじ
【相性が良い】うさぎ
【相性が悪い】トラ
【生まれ年】2015年・2003年・1991年・1979年・1967年・1955年
【特徴】地に足をつける慎重派
未(ひつじ)は穏やかに群れで一緒に行動することから【平和】や【家族】の象徴です。
衝突や争いを嫌う温厚な性格で、リスクを考え行動し周りの気配り上手で協調性を大切にする気質です。
一方で慎重になりすぎて行動が遅く、誰にでも笑顔を向けるので八方美人に映ってしまうことも。
申(さる)
【動物】サル
【相性が良い】ドラゴン
【相性が悪い】トラ
【生まれ年】2016年・2004年・1992年・1980年・1968年・1956年
【特徴】計算高く口が達者
申(さる)は知能が高く人間に近い行動をとることから【器用】や【臨機応変】の象徴です。
イベントでは積極的に盛り上げ、世渡り上手で目立ちたがり屋だが、実は頭の回転が早く機転が利き立ち回りが上手な性質です。
一方で何でもやりたがるがすぐに飽きてしまい、無責任な印象を与えることもあります。
酉(とり)
【動物】ニワトリ
【相性が良い】牛
【相性が悪い】うさぎ
【生まれ年】2017年・2005年・1993年・1981年・1969年・1957年・1945年
【特徴】相手にも同じレベルを求める
十二支の酉(とり)はニワトリを意味し、大きな声で鳴くことから【商売繁盛】の象徴です。
直感が鋭く冷静に先を見通す力が強く、正直で嘘をつけない性格は決断力が早く妥協が許せない性質です。
一方で相手に尽くし面倒見が良いように見えるが、内面では感情を高ぶらせるなど二面性を持っています。
戌(いぬ)
【動物】犬
【相性が良い】トラ
【相性が悪い】ニワトリ
【生まれ年】2018年・2006年・1994年・1982年・1970年・1958年・1946年
【特徴】頑張りすぎて疲れる
犬は動物の中でも飼い主に忠実なために【忠義】の象徴です。
戌年はイメージ通りに義理や人情に厚く、仲間や上下関係を大切し裏切ることがない性格です。
恩を受けたことはけして忘れず、曲がったことは嫌いな真面目な性質を持っています。
一方で相手に心を許す時間が必要とし、悪い事をあれこれ想像して心配性の一面もあります。
亥(い)
【動物】イノシシ
【相性が良い】ウサギ
【相性が悪い】ヘビ
【生まれ年】2019年・2007年・1995年・1983年・1971年・1959年・1947年
【特徴】やると決めたら止められない
イノシシの肉は万病に効くと言われていたので【無病息災】の象徴です。
明るく寛大な心を持ち、相手が誰であってももの落ちせず自分の主張ができる性格です。
一直線に突き進み心身とともに限界まで頑張ってしまうタイプです。
一方で人に嫌われる性質ではありませんが、自分の目的のために進むので人の話を聞かない一面もあります。
干支の相性が決まっている?
相性が良い干支の関係を三合(さんごう)と支合(しごう)と呼ばれる組み合わせがあります。
逆に相性が悪い干支の関係を七冲(しちちゅう)・六害(ろくがい)・三刑(さんけい)・自刑(じけい)・支破(しは)と五個の組み合わせがあります。
相性の良し悪しに科学的根拠はありませんので参考程度に楽しんでください。
三合(さんごう)
相性が良い十二支を三合と呼びます。
十二支で円を描くように配置したときに正三角形で繋げる動物の相性が良いとされています。
■子(ね)=辰(たつ)=申(さる)
→グループを組むと育つ
■丑(うし)=巳(み)=酉(とり)
→お金関係に恵まれる
■寅(とら)=午(うま)=戌(いぬ)
→お互いの才能に影響を与える
■卯(う)=未(ひつじ)=亥(い)
→商才が花を開く
支合(しごう)
こちらは相性が良い十二支を支合と呼びます。
支合は陰陽説の陰と陽の性質から協調しあうために相性が良いと言われています。
■子(ね)陽=丑(うし)陰
■寅(とら)陽=亥(い)陰
■卯(う)陰=戌(いぬ)陽
■辰(たつ)陽=酉(とり)陰
■巳(み)陰=申(さる)陽
■午(うま)陽=未(ひつじ)陰
七冲(しちちゅう)
相性が悪い十二支を七沖と呼びます。
十二支で円を描くように配置したときに一番距離の離れた十二支を沖といい、向かい合う組み合わせは相性が悪いとされています。
■子(ね)≠午(うま)
■丑(うし)≠未(ひつじ)
■寅(トラ)≠申(さる)
■卯(う)≠酉(とり)
■辰(たつ)≠戌(いぬ)
■巳(み)≠亥(い)
七沖は干支の組み合わせで反対の作用が働き、最も相性が悪い組み合わせです。
六害(ろくがい)
こちらも相性が悪い十二支を六害と呼び6パターンあります。
■子(ね)≠未(ひつじ)
■丑(うし)≠午(うま)
■寅(トラ)≠巳(み)
■卯(う)≠辰(たつ)
■亥(い)≠申(さる)
■戌(いぬ)≠酉(とり)
恋愛相手や仕事相手なら話しのすれ違いや、細かなことでお互いをイライラさせるといった面倒くさい相性です。
三刑(さんけい)
こちらも相性が悪い十二支を三刑と呼び3パターンあります。
■子(ね)≠卯(う)
■丑(うし)≠未(ひつじ)≠戌(いぬ)
■寅(トラ)≠巳(み)≠申(さる)
お互いに攻撃するので不毛の相性と呼ばれます。
六害より相性は悪いと言われていますが必ず凶作用が起きる訳ではありません。
自刑(じけい)
こちらも相性が悪い十二支を自刑と呼び、三刑に含まれない動物同士です。
■辰(たつ)≠午(うま)≠酉(とり)≠亥(い)
勢いが強い性格の持ち主でちょっとした不注意から過剰なトラブルに発展します。
支破(しは)
こちらも相性が悪い十二支を支破と呼び、最初の動物から数えて4番目と10番目に重なる十二支は相性が悪いです。
■子(ね)≠酉(とり)
■丑(うし)≠辰(たつ)
■寅(トラ)≠亥(い)
■卯(う)≠丑(うし)
■未(ひつじ)≠戌(いぬ)
■巳(み)≠申(さる)
昔から4や10違いの男女の相性は悪いと言われてる俗説から支破はつけられたので、あまり気にしなくてもよいです。
まとめ
干支や十二支の動物について性格や相性を知ることで『あるある』と思えたことはありませんでしたか?
十二支の動物の特質を知らず、生まれ持った真の力を発揮できていない方もいるかも知れません。
自分を知ることで幸せな未来をたぐりよせるきっかけになります。